さて、いよいよグローバルIP8への移行を行い始め、各種設定上のトラブルにみまわれながら(マニュアルに記載されていないことおおすぎwww)ようやく、DMZ側の設定が完了してサーバー公開を部分的に開始しました(関係者など用の資料鯖のみ現在公開)。
さて、今後グローバルIPにて個人鯖をたててみようという人のために、どのようなトラブルがあったのかここに残しておきましょう。
一番の問題は「IP UnNumberedに関わる設定と、そのルーター機器の設定方法が例をあげて説明されていないこと」なのです。まあ、ググってみればわかりますが、「IP UnNumberedにすればよい」ということと、IP UnNumberedを使用した際の、IPのアドレス設定例があるぐらいで、実際にどのように接続するのかまで図解したものがないのですねw これでは、対応機器かってきてもすぐに設定して使えるというたぐいのものではありません。
というわけで、今回私が使用した、有線ブロードバンドルーター「 Buffalo社のBBR-4HG http://buffalo.jp/products/catalog/item/b/bbr-4hg/index.html」について解説しておきます。
BBR-4HGでは、グローバルIPを割り振ってもらったネットワークへのPPPoE接続などが可能になっています。また、IP Unnumberedに対応しているため、IP8のような、小規模なネットワークでも論理的に使用可能です。さて、IP8のアドレス割り振りについては、私もブログしてあるので省略。実際の物理接続とIP UnNumbered設定などに関してのみにします。
まず、WAN側RJ45。こちらはそのままADSLモデムに取り付けます。そして、LAN側の設定。これのマニュアルがみあたらないわけですねw まあ技術者なら予想しながら設定できるだろうし、一般人はグローバルIPなんてつかわないだろうからというところでドキュメント化してないのかなw
IP Unnumbered (BBR-4HG上)設定
①PPPoE設定画面で、IP Unnumberedを設定する。
②IP Unnumbered使用時にでてくる「LAN側IP→A」と「IP Unnumbered時LAN側IP→B」を設定する。
③A:LAN用IPアドレス「192.168.xxx.xxx/255.255.0.0」のBack-To-Backファイヤーウォール用アドレス(いわゆるLAN用デフォルトゲートウェイアドレス)
④B:グローバルIPで割り振られているルーター用IPアドレス
⑤RJ45のLAN側4ポートには、LANとグローバルIPの両方が混在して物理的に接続される。
つまり、BBR-4HGの場合は、物理ポートをLANとGlobal IPの二つが利用可能になるということですね。あまり好ましくないとももうのですが、物理制約上しかたのないことなのでしょう。
論理アクセスについては、LAN(192.168.xxx.xxx/255.255.0.0)からきたものはゲートウェイ&ファイヤーウォールとしてそのまま外にアクセスさせ、割り振られたグローバルIPの機器に対してもアクセスが提供されるという感じですね。複数のIPを一つのBBR-4HG物理ポ-トに関連づけているだけという感じかな。
こうした説明がぱっとみて見当たらなかったので、かなり悩みました。それに、設定そのものも、いまいち判りにくいですね。IP Unnumbered設定にしなければ、LAN側にグローバルIPを通すための設定でてきませんし、複数のヶ所に、部分的に設定がでてくるなど、便利といえば便利なのかもしれませんが、分類に統一性がw
もうちょっとこのルーター、設定画面やマニュアルみなおしてほしいものです。それでも、とりあえず動作完了。現在、みっつめのWebサイトの移行中。