さて、ゲートウェイとにたものにファイヤーウォールがあります。こちらも説明しておくべきでしょう。ファイヤーウォールもゲートウェイの一種です。
ファイヤーウォールの役割は、内部と外部の間の通信を橋渡しする(ゲートウェイですね)だけではなく、その通信を見張り、不正なアクセスがないかどうか検査したり、最近ではウィルス混入検査などまでおこなう製品があるほどです。ゲートウェイというのは単に通信を橋渡しするだけですが、ファイヤーウォールは通信に対するセキュリティを付加したものというイメージでよいかなとおもいます。
最近よくきく、セキュリティソフトとしての「ソフトウェアファイヤーウォール機能内蔵」というのは、そのソフトをインストールした場合、セキュリティソフトのファイヤーウォール機能がそのPCの通信の入出力にとりかわって橋渡しするわけです。
たとえば、メールの送信は通常25番ポート。POP受信だと110番ポートを使用しますが、メールソフトの25番ポート送信信号などを直接NICにわたすのではなく、いったんソフトウェアファイヤーウォールがうけとって、正常か銅貨確認した上で、NICから送信するわけです。このように通信を中継しつつセキュリティを確保するような製品をソフトウェアファイヤーウォールとよぶことがおおいです。また、このときにIPアドレスが内部アドレスである、127.0.0.1からの通信に差し替えるゲートウェイ機能をもっているものなど、製品によってい多様なセキュリティ実装がされています。
ファイヤーウォールはゲートウェイと同様な動作を行いますが、ゲートウェイのように「単なる通信の橋渡し」以上の機能をもたせてあることが普通です。(昔のファイヤーウォール製品はゲートウェイ機能とポート遮断機能ぐらいしかありませんでしたので、たんにゲートウェイ製品として販売されていたものもおおいです)