わたしの周りですでに2名。個数にしておそらく4個ぐらいは、ITMediaにて報道されたシリアル番号に該当するようでした。そして、AppleStoreへの電話は殺到しているらしく、普段なら通じるのだが今日はまったく通じない様子。
ITMediaなどのインタネットベースの早い報道では朝からニュースとなり、新聞系サイトでも午後2時ぐらいからニュースとして報道されるようになったので、これからが(とくにこの週末)Appleにとって対応におわれることになるのだろう。
まあ、ある程度しかたがないとしても、なぜ「公式HPでAPPLEは今回のリコールをきちんと日本の顧客に説明しないのか?」という所につきる。日本にも出荷されているのは明白で、私の周りですらすでに2台のPCから該当シリアルの物が発見されている。先日同様のセル問題でリコールをおこなったDELLは、自社公式日本語HPにTOPに説明文へのリンクを設定し、対応をおこなっているもよう。
電話や店舗の店員の対応は他社にくらべて好感が持てるAppleだが、リコールや不具合などのまずいことになると、徹底的に情報を公開しようとしないのではないか? と思ってしまう。
とくに不具合に関しては、とことん詳細な説明をしないように気を配り、脆弱制の不具合という方法を取るようになったのも比較的最近のことであり、以前はバージョンアップという名前で化粧ほどこして、新機能にまぜたバグ修正をごまかしていたと思うことが多々あった。MSの個々の脆弱性修正と、Appleの脆弱性情報、それぞれ比較してみたら、発生してしまった脆弱性に対する顧客への情報開示の姿勢がうかがえるというものだ。
ミスはどの会社でも多かれ少なかれある。MSにかぎらず大手セキュリティソフトウェアの会社ですら脆弱性が発見されて大騒ぎになったことすらある(以前はそうしたセキュリティソフトメーカーの特定脆弱性がつかれて、サーバーが破損するなどという事件すらあった)。
ただ、私が感じるのは、Appleはあまりにも顧客からそうした悪い情報を隠し、なんとかなかったことにしようとしてはいないだろうか?
もし、今回のリコールについて、日本語公式HPへの告知があまりにも遅れるとか、リコールそのものを日本語で公表しないとか、公表したとしても、政府や監査機関等からいわれるまで放置するような事態になるのであれば、わたしはAppleを軽蔑するだろう(そして今後購入検討している人に対して、今回の件を例にだしてことある毎に信頼性に関して疑問があるとアドバイスするだろう)。
今回の原因で負傷者がでる可能性は非常に希とはいえ、リコールを米APPLEは発表しているわけだし、日本国内でも公式に発売しているものであって「米APPLEが発表しただけであって日本国内ではサポート義務がない」などといういいわけはきかないだろう。
さて、日本のAPPLEは、いつきちんと公表するだろうか。まあ、すでに新聞や、ニュースサイトに掲載され、いまさら公表掲載したところでやらないよりはマシでしかないが。
また、登録ユーザーに対するメールでのリコールに関しての情報提供は、未だ私は受け取っていない。該当した形式を登録しているユーザーも私が知る範囲ではまだ受け取っていないようだ。HPでの文章が法律上や米APPLEの承認なしではダメだと云うなら、せめて電子メール登録して情報を受け取ることろ許諾しているユーザーにぐらいリコール発生した時点で報告すべきだとおもうのだが。