Microsoft Surface 2は、ARM版Windows 8.1です。もちろん、x64/x86と互換性がないこと。また、2013/10現在も、ARM版Windows 8.1のデスクトップ用アプリ開発キットは公式に配布されておりません。そのため、Surface 2のデスクトップでできることは、限られるわけですが、公式ストアのほうで徐々にARM対応も増えてきてますので、全体としてはいろいろできるようにはなってきてますね。
それに、Surface 2になって、各挙動がかなり快適になりました。さすがに最新の高速ノートPC並とはいきませんが、昨年までのIntel Atom世代搭載の低価格タブレットなどよりはずいぶん快適になりました。こうなってくると、普通のWindows PCのように使いたくなるのが人の性といったところでしょう。できなくて当たり前ではなく、そろそろ、どこまでできるのか。といったところに興味が移ってきます。
そこで、どの程度つかえるのかを、今一度確かめてみました。
Surface 2 (Windows 8.1 ARM版) で、できたこと
※前提として、Microsoft Accountでログインしています
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Microsoft Excel / Word / Outlook 2013
※アクティベーション済で、コード入れる必要がなく、すぐに使える!
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Microsoft Internet Explorer 11
※FLASHにも対応しているため、艦コレも動作可能!
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Adobe Reader Touch (METRO版)でPDF閲覧
※パスワードロックのかかった暗号化PDF対応
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スキャナーによるドキュメントのスキャン
A)デスクトップ版PAINTアプリ(昔からある、MSPAINT.EXE)のスキャン機能利用
B)Windows スキャンアプリ(METRO標準アプリ)
※Canon LiDE 700 - WIAドライバー(USB接続)にて正常動作確認
※ネットワーク上にある複合機等で、自動認識はしているが
別途ドライバーなどが必要?っぽいタイプは動作確認できなかった。
現時点、ドライバーなどが提供されないかぎり、USBかつWIA対応のみかも。
※Surface RTでは、USB接続ではCannon LiDE 700は正常に動作しなかった
(USBポートからの電圧ないし電流の容量がたりないような挙動だった)
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プリンターによるドキュメント印刷
※Adobe Reader TouchおよびIE11から印刷確認
※WSDポートによる自動認識で、自動セットアップが行われた
LAN上のプリンターおよび複合機(印刷機能)にて印刷確認。
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SkyDrive共有
※ほかのPCなどと同様に、フォルダーとして利用可能
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音楽再生
Xbox Music (METRO)を使用して再生
※できれば、ローカルにコピーしてから、Xbox Musicのコレクションへ
※SkyDriveにWMAを保存しておいて直接再生も可能
(ただし、あらかじめ音楽をいれたフォルダはオフライン可能にしておく方がよい)
※参考:
Windows 8 で Xbox Music に音楽を追加する
・できたらいいなぁ…でもダメだったもの
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有線LAN
USBにSurface Pro用に以前かっておいたLANアダプターをつけてみましたがだめでした。
大容量のSkyDrive対応はいいのですか、本体内蔵ストレージはすくなめなので…
※下のテスト印刷はSurface RTで行ってみたもの。Surface 2でも同様でした。